忠臣蔵のお金の話「決算!忠臣蔵」のロケ地、もりぐち歴史館(旧中西住宅)に行ってきました。今回は守口を代表する市指定有形文化財の紹介やロケ情報などをご紹介します。
決算!忠臣蔵 ロケ地「もりぐち歴史館」
堤真一さんや岡村隆史さんが出演している忠臣蔵のお金の話「決算!忠臣蔵」が11月22日から公開されますよね。
赤穂藩筆頭家老・大石内蔵助(堤真一)が幼なじみの勘定方・矢頭長助(岡村孝史)の力を借り、討ち入りしようとするも予算の都合でチャンスは1回!
果たして彼らは「予算内」で一大プロジェクト「仇討ち」を無事に「決算」することができるのか・・・?涙と笑いの予算達成エンターテイメントです。
この映画のロケ地、大石内蔵助の屋敷として、守口市の「もりぐち歴史館(旧中西住宅)」で撮影が行われました!
どの場面で登場するのかは、映画を見て楽しみたいですが、もりぐち歴史館(旧中西住宅)には、堤真一さんと福くんのサインが飾ってありました。
案内の方にお聞きすると、堤真一さん、鈴木福くん、竹内結子さんが撮影の為こられたそうです。
詳しくは守口市のホームページにも記載されています。
もりぐち歴史館(旧中西住宅)って?
決算!忠臣蔵のロケ地と聞いて興味をもちましたが、そもそも「もりぐち歴史館(旧中西住宅)」ってどんな所なのでしょうか。
今回、地元でありながら私もはじめて行ってきました。
決算!忠臣蔵のロケ地「もりぐち歴史館(旧中西住宅)」は、守口市の貴重な文化的価値がる建造物として、平成10年に守口市指定有形文化財に指定され、府下で現存する在郷の武家屋敷はココだけだそうです。
中西家はもともと商家だったのですが、近世初期に尾張徳川家と姻戚関係を持ったことから、後に尾張藩天満御屋敷奉行などをつとめた河内きっての名家の一つです。
商家から武家と変わっていった特殊な歴史がこのお屋敷にもあらわれています。
例えば、大門は、高さが約2.7mあり、馬に乗ったまま出入りが出きる「馬乗門」武家屋敷の特徴です。
ですが、広い土間などは商家の名残で、かまどが設けられた「かま屋」も広く初めて見ました。
来訪者の出入り口は、大玄関、内玄関、大戸口、東戸口の4箇所ありますが、格式の高い人が訪れた場合に使うのが大玄関です。式台がついた玄関は、公家や上位の武家屋敷のほか、大庄屋・庄屋層しか設置できないと規制されていたそうです。
お屋敷の中も、お庭も見学できるし、静かでゆったりした時間を過ごせました。
紹介したほかにも色々あり、とても見ごたえのある歴史館です。案内の方も親切でたくさん説明をしてくれたのでわかりやすかったです。
「決算!忠臣蔵」あらすじ・キャスト
元禄14(1701)年3月14日。事件が起こったのは江戸城・松の廊下。
「濁った水を綺麗にする」ことを強く願う清廉潔白な赤穂藩藩主・浅野内匠頭は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介の態度に据え兼ね、斬りかかります。
通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、浅野家のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。突然藩主を亡くし、お家断絶となり、赤穂藩士たちは路頭に迷います。要は江戸時代の優良企業倒産事件。
現代に置き換えると、藩は会社、武士はサラリーマンということ。
筆頭家老・大石内蔵助(おおいしくらのすけ/堤真一)は、嘆く暇もなく、勘定方・矢頭長助(やとうちょうすけ/岡村隆史)の力を借り、ひたすらリストラに励む日々。
その努力や幕府への取次も虚しく、お家再興の夢は断たれてしまいます。
それでも一向に討入る様子のない内蔵助。ですが、江戸の庶民たちは赤穂浪士たちによる、吉良上野介への仇討を超熱望!いつの時代も物事を動かすのは、なんとなくの時代の空気感。それは現代でも変わりありません。
ただそこで発覚した大変な事実。なんと、討入りするにも予算が必要。その上限は9500万!!!
討入るのか討入らないのか、迷っているうちに予算はどんどん減っていく。
でも世間の空気的に仇討しないと絶対にまずい!
どうする大石内蔵助!?
予算の都合で、チャンスは一回。果たして彼らは【予算内】で、一大プロジェクト【仇討】を、無事に【決算】することができるのか!?こんな忠臣蔵見たことない!涙と笑いの予算達成エンタテインメント!
脚本
中村義洋
出演者
堤真一
岡村隆史
濱田岳
横山裕
妻夫木聡
荒川良々
竹内結子
石原さとみ
橋本良亮
西村まさ彦(西村雅彦)
決算!忠臣蔵ロケ地「もりぐち歴史館」まとめ
もりぐち歴史館の方にお聞きすると、実際の「決算!忠臣蔵」の撮影はクレーンまで用意されて行われていたそうです。
結構大掛かり・・・。
今回お屋敷を見学させてもらいましたが、どのお部屋やお庭でも撮影しておかしくないとても素敵な歴史館でした。映画「決算!忠臣蔵」を劇場で見た後、もう一度行って見たいと思った素敵な建造物です。
もし、お近くに行く機会がある方は是非立ち寄ってはいかがでしょうか。