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スイバ(すかんぽ)の効果効能や食べ方は?

投稿日:2017年4月9日 更新日:

子供の頃、山菜とりにいってよくかじってたスイバ(すかんぽ)。
水分が多くて、酸っぱくて好きでした!

でもこのスイバ(すかんぽ)、そのまま食べるだけと思っていたら、
食べ方があったんですね。

今回はそんなスイバ(すかんぽ)について調べてみました!

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スイバ(すかんぽ)って何?

スイバは、アジア、ヨーロッパに広く分布し、日当たりの良い田のあぜや荒地・原野に一般に自生する、
ギシギシより少し小型の多年草草本です。
地下茎は太く短くて、茎は直立し高さは50~80cm。

スイバ(すかんぽ)って知らなくても、イタドリと聞いたらわかる方も多いのでは?

イタドリとは、タデ科の多年生植物。

別名スカンポといい、茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があることから
スカンポという地方も多いそうですよ。

冬なって地上部が枯れた頃に根茎を採取し、天日乾燥させたものを虎杖根(こじょうこん)といい、
緩下作用、利尿作用があるとして民間薬に使われているそうです。

また、若葉を揉んで擦り傷などで出血した個所に当てると多少ながら止血効果があり、
痛みも和らぐとされていて、これが「イタドリ」という名前のの由来なんだそうです。

スイバとは 「ソレル」のことで、ヨーロッパでは栽培種が野菜として売られているそうです。
ハーブとしても利用され、食べ方はスープやサラダ、煮込みなど。

フランス料理の「オゼイユソース」の「オゼイユ」とはスイバの仏語で、
鮭料理など、魚の臭みを抑えるために重宝されています。

スイバ(すかんぽ)の効果効能

豊富なビタミンCが、ガンなどさまざまな病気の原因となる
活性酸素を抑制、免疫力を高めるとされています。

肌荒れの緩和や美白などの美容効果も!女性には嬉しい効果ですね。

古代ヨーロッパでは薬草として利用され、
胃や肝臓など、内臓の働きを助けるとされていました。

薬効・用い方

有効成分は、クリソファン酸で弱い下剤作用があります。

天日乾燥した、花穂(かすい)、全草を細かく刻んで、
熱湯を入れてお茶のように飲用します。

これは、健胃、整腸、抗がん作用があるとされています。

スイバには、多量のシュウ酸を含むので、
 多食すると肝臓に障害を起こす場合があるので注意が必要です。 

なお、スイバは、近年の薬理実験による研究により制がん効果が知られるようになりました。

スイバ(すかんぽ)食べ方

生食

子供のころは、茎の部分をかじって酸っぱい味を楽しんだ思い出があります。
酸っぱいので子供たちの間では「すかんぽ」と呼んでいました(*^_^*)

でも、スイバにはシュウ酸が含まれているので、
生でたくさん食べることはおすすめできないです。

食べ過ぎるとお腹を壊したり、長期にわたって食べ続けていると
尿路結石になってしまう可能性があります。
でも、普通に食べる分には安全なので、安心して食べて下さいね。(・∀・)

スイバ(すかんぽ)の炒め物

【材料】

すかんぽ(下茹で済み):適量
醤油:大さじ1
砂糖:大さじ1
サラダ油:適量

【作り方】

1.フライパンにサラダ油を入れ、食べやすく斜めに切ったスイバを入れて炒める。
2.お砂糖を入れ混ぜ合わせて醤油で味を整えて完成!
3.あまり長いこと炒めるとシャキシャキ感がなくなるのでサッと炒めます!

※下処理は皮を剥いて水にさらして(さらさないと酸っぱい)下茹でする。

Point サッと炒めないとシャキシャキ食感がなくなります

スイバ(すかんぽ)のごまあえ

下処理せずに生から調理!

【材料】

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スイバ(ポキンと折れるもの):2~3本
みりん:少々
醤油:少々
砂糖:一つまみ
すりゴマ:少々

【作り方】

1.スイバを鍋に入る程度の寸法に切り、その際、繊維の強い部分は捨てます。
切ったイタドリを鍋またはザルの底に並べて熱湯を掛け、すぐに水に取って冷ます。

2.スイバの皮を剥きます、爪で切り口の部分から皮をつまむと簡単に剥けるので、
完全にむいてください。

3.皮をむいたスイバを適当な長さに切り揃えて、小鉢に入れ、
その上から、みりん、醤油、砂糖を掛ける。

4.スイバに掛け汁が付くようにして、鉢を上からラップで包んで3~4時間放置。
(冷蔵庫に入れ手もよい)時間が経てば水分がでてしんなりとします。

5.汁に浸る程度になれば食べごろ!
うえからすりゴマをかければ香ばしくなりますよ。

味はスイバから染み出た汁の酸味と掛け汁が混じって甘酸っぱく、
さくさくとした歯切れよく仕上がれば成功です(*^_^*)

スイバ(すかんぽ)の天ぷら

【材料】

スイバ:3本
薄力粉:少々
天ぷらの衣:適量

【作り方】

1.スイバを洗って葉っぱを取り茎だけにします、一番上の小さい葉は残してOK。
2.薄力粉をまぶし衣をつけて3本ずつまとめ、180度の油でカラッと揚げる。

天ぷらにすると食べやすくておいしいです。(・∀・)

スイバ(すかんぽ)ゆかり・ごま油和え

【材料】

スイバ:お好みで
市販の「ゆかり」ふりかけ:適量
ごま油:適量

【作り方】

1.スイバ(すかんぽ)は下処理しておく。
2.水切りした、スイバ(すかんぽ)をサッと湯がく
3.湯切りした、スイバ(すかんぽ)にゆかりとごま油を和えて完成!

超簡単なスピード料理です(*^_^*)
スイバ(すかんぽ)には酸味が合うみたいですよ~
味はお好みで調整してくださいね♪

スイバ(すかんぽ)の簡単下処理法!

いくつかの下処理方法があります。

皮を剥いて塩漬けにする方法や、水につけておく方法、下湯でする方法などなど色々ですが、
とっても簡単に出来る方法があるので紹介します。

まずは、皮を剥いたスイバに塩をまぶして袋に入れたまま数時間放置します。
そこから、水につけるだけで下処理完了です!(*^_^*)

水につけておく時間として、1日程度を目安にしておいてください。

この辺りで酸味が抜けます。Σ(´∀`;)

この間、数回ほど水の取替えを行って下さい。
水をチョット舐めてみると酸味があることが確認できると思いますよ。

スイバ(すかんぽ)の保存方法!

スイバ(すかんぽ)の塩漬け

【材料】

スイバ(すかんぽ):200g
粗塩:60g
塩(茹でる用):少々

【作り方】

1.スイバ(すかんぽ)は皮を剥いて塩を入れた熱湯でさっと茹でる。
半日水にさらします。

2.容器の底に塩を薄く敷き、水気を切ったスイバ(すかんぽ)と塩を交互になるように重ねていく。
最後に残りの塩を振ります。

3.2に平皿を乗せ、スイバ(すかんぽ)と同じ重さの重石を乗せて野菜室で保存。
水分が上がってきたら清潔な容器に移して、上に塩を振って冷蔵庫で保存すれば1年は持ちます。

4.食べる時は半日~1日水にさらして、塩抜きを。
食べてみて少ししょっぱいと感じるくらいまで戻して下さい。

これなら、春先だけじゃなく1年中スイバ(すかんぽ)が楽しめますよ(*^_^*)

まとめ

スイバ(すかんぽ)って健康や美容に良い効果効能があるなんて
知りませんでした・・・。

食べ方もたくさんあるし、下処理のしかたも・・・。

食べごろは5月の始めから中旬までだそうです。
採ってきたものはすぐに下処理をしましょう!

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