はまぐりの栄養成分ってご存知ですか?
3月の今が旬のはまぐりは『日本書紀』にも見られる、
日本で古くから食べてきた二枚貝です。
そんな昔から食べられているハマグリにはどんな栄養や効果効能があるのでしょうか?
また、縁起物として食べられるのはどうしてでしょうか?
今回は「ハマグリ」についてまとめてみました。
はまぐりの栄養は?
グリシン:筋肉強化、美肌効果
はまぐりに含まれる成分に「グリシン」があります。
グリシンは筋肉を強化したり、肌の潤いやハリを保つ美容効果があります。
また、体の組織を支えるコラーゲンの30%はグリシンを成分としています。
脊髄や脳幹に多く含まれている成分で、中枢神経の機能になくてはならない物です。
アスパラギン酸:疲労回復、代謝アップ
はまぐりには、アスパラギン酸が含まれています。
アスパラギン酸は、体の中の不要物を体外に排出し、
疲労回復や不眠症の改善に効果があります。
またマグネシウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルを全身に運ぶ働きがあります。
ドリンク剤などにも使用されており、スタミナが増す効果があります。
タウリン:肝機能の向上、眼精疲労改善
タウリンは、肝機能を強化するといわれる栄養素です。
また、眼精疲労の回復効果があるので、
パソコンなど、目を酷使する人には積極的に摂取したい成分です。
その他に、コレステロールを低下させる働きがあります。
亜鉛:美肌効果、動脈硬化予防
はまぐりに含まれる亜鉛には、ニキビ・肌荒れを防ぐ美肌効果があります。
またコレステロール値を下げる効果もあるので、動脈硬化予防に。
肝機能回復効果があり、アルコールの分解にも使われる成分なので、
お酒を飲む方は、積極的に摂りたい栄養素でもあります。
亜鉛はビタミンCといっしょに摂ると吸収率が高まります。
グルタミン酸:脳機能の活性化、排尿効果
はまぐりに含まれるグルタミン酸は、うまみ成分。
グルタミン酸は脳の神経細胞の栄養素となる成分です。
脳を活性化し、ストレスへの抵抗力を高め、疲労軽減効果があります。
また、体内にアンモニアが入るのを防ぎ、体外に排泄する効果があります。
はまぐりのカロリーは100gあたり・・・(生)38kcal、(焼き)77kcal、(水煮)87kcal、(佃煮)219kcal、
はまぐりの主な成分としては、タンパク質、ビタミンA(レチノール・βカロテン)、
ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、
ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、
マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛などを含みます。
はまぐり効果効能
はまぐり効果効能には以下の通りです。
・骨粗鬆症予防
・高血圧予防
・動脈硬化の予防
・高脂血症の改善
・肝機能強化
・貧血予防
・眼精疲労緩和
・美肌効果
縁起物として
ハマグリは二枚の殻がピッタリと重なることから「夫婦和合」の意味で
縁起が良いといわれています。
結婚式などに、ハマグリのお吸物が出るのはこの縁起かつぎで、
「一生一人の人と添い遂げるように」という願いが込められています。
また、3月3日のひなまつりに食べると「良縁」を招くとされ、
女の子へ将来の良縁を願って、吸い物などにし、おひな様料理には欠かせません。
まとめ
いかがでしたか?
健康にも美容にも良い「蛤」。
しかも縁起物!
これは、食卓に摂り入れないといけませんよね~!
ハマグリを食べて、健康と美肌と良縁!
全部手に入れたいですね!