食虫植物のブロッキニアってご存知ですか?
1984年に仲間入りした植物ですが、
あまり見かけないですよね・・・。
今回はそんなブロッキニアについてまとめてみました!
ブロッキニアって?
ブロッキニアは、ヘリアンフォラと同じ、
ギアナ高地に自生する食虫植物です。
ブロメリア科の植物は、葉腋に水を溜めるのが特徴ですが、
その中でもブロッキニア属の中の二種のみが、
食虫作用があるとして、1984年に食虫植物の仲間入りをしました。
食作用を獲得したことで、日当たりの良い不毛のサバンナへの進出が、
可能となったとの見方ができます。
歯全体がクロロフィルの不足により黄緑色になったおかげで、
広いサバンナで目立ち、虫をたくさん取れやすくなったと考えられます。
数枚の葉が重なり合い、その中心に水をため、
その水は、甘い蜜のような臭いがして虫を誘引します。
pHは2.8~3.0の強い酸性であるため、落ちた虫は、
たまったものではないでしょう。
内壁はクチクラ質で、糸くずのような断片があり、
逃げようとする虫の足に絡みついて、逃げないようにするのです。
筒の内側に小さな無柄腺がありますが、
消化酵素の分泌は確認されていません。
共存する細菌類によって、獲物の分解が行われているようで
その分解産物を吸収していると考えられます。
育て方
食虫植物と認定されたものはレズクタ、ヘクチオイデスの
二種のみですが、国内に普及しているのは、レズクタのみで
ヘクチオイデスは、あまり見かけません。
海外の業者においても、販売リストに掲載されているのは
レズクタばかりですが、理由は定かではありません。
栽培については、冬芽を形成しないモウセンゴケの
仲間と同じ環境で十分生育します。
冬の寒さにも十分耐えますので、最低5度程度で
十分越冬しますし、真冬以外は年中戸外栽培も可能です。
まとめ
いかがでしたか?
罠にかかった虫たちは、たまったもんじゃないですね。(^_^;)
あまり見かけませんが、見つけた時は、
ぜひじっくり見てくださいね!