ダーリングトニアってご存知ですか?
食虫植物でも落とし穴捕虫タイプです。
今回はダーリングトニアの育て方をご紹介します!
ダーリングトニアって?
自生地はカリフォルニア州とオレゴン州の産地で、蛇紋岩質土壌の表面に、
冷水が流れている場所に生育しています。
この植物は、現在絶滅の危機に瀕しているわけではありませんが、
分布範囲は限られているので、木材の伐採や開発により、
将来必ず問題が起こると危惧されています。
外観は変わっていますが、サラセミアによく似ていて、
落とし穴式の捕虫葉を持っています。
獲物を捕らえるための可動部分はありません。
フードの下についている、ひれ状の部分は鮮やかな色で、
よく目立ち、空を飛ぶものを引き寄せます。
獲物はやがてフードの中に入りますが、その入り口を通って、
再び外へ脱出することは非常に困難となります。
捕らわれの身となった獲物は、ツルツルの内面に足を取られて、
底部まで滑り落ち、餌食になってしまうのです。
この植物は、幼苗の時ははが立ち上がらずに、
地を這うようになるため、地面を這うアリなどが餌となります。
消化酵素の分泌はされていないようで、もっぱら共存する細菌によって、
獲物が分解され、その分解産物を吸収しています。
ダーリングトニアの育て方
春と秋は戸外でサラセニアと同様に栽培可能ですが、
夏の暑さに非常に弱く、冷房が不可欠となります。
冷房装置があれば問題なく夏を越すことができますが、
空気を冷やすと同時に、腰水の水を冷やすことが肝心で、
冷水循環装置で、腰水から直接鉢を冷やすことが、一番効果的です。
冬場と戸外栽培するよりも、無加温のフレームで保護した方が良く、
吹きさらしの乾燥した空気は、ダーリングトニアにはつらいようです。
まとめ
いかがでしたか?
特徴のある見た目に一目ぼれする方もいるのでは・・・?
夏に注意が必要ですが、魅力的な食虫植物ですよね!