春先になると、スーパーなどでよく見かけるホタルイカ。
このホタルイカにはいったいどんな栄養や効用があるのか・・・?
そんなホタルイカについて、調べてみました。
ホタルイカとは
ホタルイカは、小さなイカで、ホタルイカモドキ科です。
成長しても6.7センチほどで、春に生まれて、翌春約1年で一生を終えます。
発光器を、腕や腹部に沢山もち、蛍みたいに青く光るので
ホタルイカと呼ばれるようになりました。
腕や腹部に、約1000個の発光器を持っているホタルイカの
幻想的な網揚げの光景が、夜の富山湾観光名物になっています。
ホタルイカの主な産地は、水揚げ量で最も多い浜坂漁港をはじめとする兵庫県。
次いで富山県になります。
富山県は、ホタルイカが沿岸に押し寄せてきた所を、夜に定置網で漁獲し、
兵庫県では、昼間に底引き網漁で、一気に水揚します。
また、ホタルイカの乱獲を防ぐため、
富山市水橋から魚津市にかけ、海岸沿い約15㎞、沖合約1.3㎞の海域は、
春にホタルイカの群れが押し寄せるので、国の特別天然記念物に指定されています。
非常に傷みが早いホタルイカは、鮮度が落ちるとすぐに腐ってしまいます。
なので、ほとんどは水揚げされたら、すぐ釜茹でして出荷されます。
スーパーで売ってるのも、茹でられたホタルイカがパックにされています。
3月~4月の最盛期には、少しだけ生のままのホタルイカが出回ることがあるようです。
ホタルイカの旬の時期
ホタルイカの旬の時期は、3~5月の間で、漁もこの期間に行われています。
普段は深海で生活してますが、産卵のためにホタルイカが
一気に海岸付近へ集まってくるところを狙います。
ホタルイカの旬の時期は、海岸近くまでくるので、
ホタルイカすくいといって、地元で堤防や岸壁にバケツをもち、取りにいく人もいたりします。
加工技術や冷凍技術の発達によって、加工品などは一年を通して手に入りますが
新鮮な刺身などは、この時期のみの楽しみ、、釜揚げでも新鮮なものは
やっぱり美味しいですよね。
栄養成分と効用
ホタルイカに含まれる栄養成分と効用
・抗酸化ビタミンEが豊富
ホタルイカには、ビタミンEが豊富に含まれています。
ホタルイカは、活性酸素を抑え、体内の酸化を防ぐ働きがあるので、
動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立ち若々しく保てます。
・ビタミンB12が豊富
ホタルイカはビタミンB12が豊富に含まれています。
ビタミンB12が不足すると、赤血球・白血球の生成に異常が生じて、貧血が起こります。
・タウリンが豊富
イカにはタウリンが豊富に含まれてるので、肝臓の働きを助け、
肝機能を高める作用があると言われています。
それに、血中のコレステロールを分解する作用に優れているそうですよ。
まとめ
あんな小さなホタルイカに、驚きの栄養成分と効用があったんですね
食べやすく、栄養があるホタルイカをつまみにして、晩酌なんかも良いですね。