春一番って聞くと、歌もあったりして
なんだか明るいイメージ・・・
でも本当はどんな由来があるんでしょうか?
今回は春一番について、調べてみました。
春一番とは
冬から、春へと季節が変わる時期に、
初めて吹く、南より強い温かい風、のことを春一番といいます。
時期は、2月4日の立春から、3月21日の春分の頃、
日本海で低気圧が発達して、
最大風速、毎秒8メートル以上の風が吹いて
気温が上がる現象のことなのです。
春一番の由来は
もともと春一番は、古くから石川県能登地方、三重県志摩地方より西の地方で
船乗りが使っていた言葉で、それが気象用語として使われています。
なぜ船乗りが「春一番」と呼ぶようになったのかというと
1859年3月17日、長崎県五島沖に出た漁師53名が
春の強風に遭って、全員遭難してしまったことから
春に初めて吹く強い風を、「春一」「春一番」と呼ぶようになりました。
郷ノ浦町内の岬には「春一番の塔」が建てられています。
この塔には、自然の怖さを忘れないようにとの思いがこめられています。
花散らし
春一番の後、4月の初めに吹く強い南風を
春二番・春三番と、言いますが、
桜が綺麗に咲いているときには、
花が風で散ってしまうので、「花散らし」という人が結構いますね。
ですが、この「花散らし」の意味は
古い時代の風習で、【旧暦の三月三日に花見をした翌日、若い男女が集い飲食すること】をいう言葉です。
今で言う合コンみたいなもの、若い男女のことですから宴の後に……
散るのは桜ではなかったみたいですね・・・
季語に「花散らし」が無いのも納得です。
意味を知らずに、桜が散ったことで使ってしまうと
ちょっと恥ずかしいですよね
まとめ
どうでしたか?
春一番の塔があるなんて、知りませんでした。
自然は怖いですね。
花散らしの意味も、初めて知りました
間違って使うと、恥ずかしい・・・紛らわしい言葉です^_^;