冬瓜は夏野菜のひとつです。
夏には煮物を冷たくひやしていただくと美味しいですよね!
味にクセが無いのでスープでも美味しい冬瓜。
この冬瓜には一体どんな栄養や効能があるのでしょうか?
今回はそんな冬瓜について調べました。
冬瓜の有効成分と効用
冬瓜は、その90%以上が水分で、低エネルギーのヘルシー野菜です。
そのため、ダイエットには有効です。
冬瓜のカロリー:100gあたり16kcal
・利尿作用、高血圧に効果が期待
冬瓜自体90%が水分な上、カリウムを多く含みますので
ナトリウムを排泄する作用があります。
高血圧に効果がきたいできます。
・ビタミンC
肌の健康維持や、風邪などに対する抵抗力を高めるビタミンCを含んでいます
漢方では、様々な食材が研究され、トウガンは体を冷やす性質があり、
利尿効果や老化を防ぐ作用を持つものとされてきました。
とくに利尿効果は最もすぐれており、高い痩身効果もあるので、
古来中国の薬学書『食療本草』には、「やせたい人は長期間つづけて食べたほうがよく、
反対に太りたい人は食べてはいけない」と書いてあるほどです。
「水太り肥満」の解消にはとくに有効な野菜です。
またダイエット以外に、腎臓病からくるむくみの解消や、
血糖値を下げる効能があり、中国では薬膳料理に多用されています。
体を冷やす効果もありますから、夏バテや暑気あたりの時に食べれば、
熱を冷まし、体力を回復してくれます。
冬瓜の効果
トウガンには、肥満を予防するサポニンや、糖の吸収を抑制して、
抗ガン作用を持つ、トリテルペンなどの成分が含まれているとみられています。
これらは、現在、研究が進められていますが、
トウガンが水太り以外の肥満や、様々な症状に効果的なのは、
これらの成分が効果を発揮していると考えられます。
またトウガンは、実だけでなく、皮や種にも薬効があります。
種には「冬瓜子」という漢方名があり、煎じて飲むだけでなく、
痔や、打身の外用薬としても、利用されています。
皮は、漢方名で「冬瓜皮」といい、皮の部分に最も高い利尿効果があります。
ですから、ダイエットや病気の改善などに、トウガンを食べる時には、
効果の高い、皮もあわせてとるようにしましょう。
皮ごと水煮にし、1日に300~500gくらいを食べれば、薬効を効果的に得ることができます。
煮汁にも成分が溶け出すので、実を食べるときには、煮汁をいっしょに飲みましょう。
種も煎じて飲めば、さらに効果的です。
実・煮汁・皮・種まで、捨てる部分がないのも、トウガンの魅力です。
旬の季節を過ぎて、生のトウガンが手に入りにくい場合は、
トウガンから作られた健康食品などを利用するのもよい方法です。
冬瓜の選び方
白い粉が均一におおっているものが完熟している証拠です。
表面にしわがなくずっしり重いものを選びましょう。
丸いものや長いものがありますが、味は変わりません。
冬瓜の保存
とうがんは、名前(冬瓜)のとおり、夏に収穫されたものでも、
風通しの良い、冷暗所で保存すれば、冬まで持ちます。
切ったものは、ラップして、冷蔵庫で保存。
下ゆでをして、密閉容器に入れておけば、汁の実としてすぐに使えますね。
まとめ
トウガンを毎日の食生活に、積極的にとり入れて、
ダイエットや病気を改善していきましょう!