インフルエンザ脳症は、乳幼児が発症することが多いですが、
まれに大人も発症します。
その症状や原因などをまとめてみました。
インフルエンザ脳症とは?
インフルエンザ脳症とは、インフルエンザがきっかけとなって
生じてしまう脳症のことです。
インフルエンザ脳症は、1~5歳の乳幼児期に発症が多く
重症化しやすい病気と言われています。
インフルエンザ脳症の症状は、、インフルエンザの感染にともない、
数時間から1日以内に、インフルエンザの症状、
高熱、咳、鼻水、筋肉痛などの症状に加えて、
けいれん、意識障害、幻覚、異常行動などといった症状が現れます。
発症も急で、発熱して数時間から24時間以内に意識がもうろうとする、
幻覚を見るなどの神経症的な症状が現れる方が、
脳症にかかった人の約8割もおられます。
適切な治療を受ければ、7割の方は回復にむかいますが、
死亡率が3割とかなり高く、後遺症が残ってしまう場合もあります。
インフルエンザ脳症は
主に1~5歳の乳幼児が発症することが多いのですが
まれに大人も発症することもあります。
どちらの場合も重症化する危険な病気です。
インフルエンザ脳症の症状は、大人も子供も同じで、
意識障害やけいれんを起こしたり、幻覚、異常行動を起こします。
インフルエンザ脳症の原因は?
インフルエンザに感染すると、ウイルスを排除する物質
サイトカインがでてきます。
本来はウイルスに感染すると、このサイトカインの働きで、
体の細胞の機能を調節し、病気が治っていきます。
ところが、ある条件下では、このサイトカイン働きが過剰になり、
「インフルエンザ脳症」が発症します。
この過剰反応が起きる原因は、まだはっきり解明されていませんが、
乳幼児や日本人、東アジア人に起こりやすく、
A香港型の流行時に多い、といった研究結果が報告されています。
インフルエンザ脳症の予防には?
インフルエンザ脳症の予防は、まずインフルエンザにかからないことです。
そのためにインフルエンザ予防をしましょう!
うがい手洗いはもちろんですが、
インフルエンザの予防接種は受けましょう。
予防接種を受けることで、インフルエンザにかかりにくくなりますし、
感染しても予防接種を受けていれば重症化を防ぐことになります。
まとめ
インフルエンザ脳症って怖いですよね・・・。
予防はインフルエンザにかからないことが一番ですので、
うがい手洗いは忘れずに、
予防接種も必ず受けるようにしましょう!