みぞれと雪の違いってなんでしょうか?
ひょうやあられってどんな違いがあるのでしょうか?
雪が降る日にふと思う「みぞれと雪の違い」と
「みぞれ、ひょう、あられの違い」について調べてみました。
雪とみぞれの違いって?
雪:氷の結晶の降水
雪は雲から降ってくる氷の結晶が落下してくる天気のこと。
地面に降り積もった積雪を指すこともあります。
雪は、ちりやほこりなどを核として、
大気中の水蒸気が凍って氷の結晶になることでできます。
氷の結晶にさらに水蒸気が凍って、くっついて成長し雪の結晶ができあがります。
この雪の結晶が地上に落ちてくる途中でとけて水滴になったものは雨となりますが、
溶けずにそのまま落ちてきたものは雪になります。
みぞれ:雨と雪が混ざったもの
みぞれは雨に湿った雪がまじった降水、
または、とけかかって降る雪をいいます。
みぞれ・ひょう・あられの違いは?
ではこの「みぞれ・ひょう・あられ」
3つの違いって一体なんなのでしょうか?
みぞれ:雪と雨が混ざったものが降ること。
地上の気温が0℃以上で、上空1500mでの気温が3℃~6℃の時、みぞれは降りやすくなります。
あられ:5mmよりも小さい氷の粒が降ること。
雲の中で雪の周りに小さい水滴がついて凍ることで出来ます。
ひょう:5mm以上の氷の塊が降ること。
ひょうは積乱雲の中で作られます。
積乱雲は下から上に向かって風が吹く上昇気流を持ち、
最初は小さい氷の粒で落下する時に溶けはじめ、
上昇気流によってまた上に戻されます。
上に戻されるときに粒の表面は凍りつき、
この時、他のものや水滴がついて凍り大きくなります。
この繰り返しでだんだんと粒が大きくなるのです。
いろんな雪
ついでにいろんな雪の違いも調べてみました。
こな雪(粉雪):サラッとした粉末状で、乾燥した雪、パウダースノー。
たま雪(玉雪):球形をした雪。雪のシーズンの初めや終わりの時期、
また雪雲のでき始めている先端部分などで見られます。
はい雪(灰雪):灰のようにひらひらと舞いながら降りてくる雪。
一般的な降雪としてはこれが最も多い。
わた雪(綿雪):手でちぎった綿の様に大きな雪片からなる雪。
水分を含み、重みのある雪で降雪地帯の中でも温暖・多湿な地域に多い。
もち雪(餅雪):融解が始まっており、水分を多く含む雪。
雪の塊は餅のように柔らかく自由に形状を変えられる。
べた雪:もち雪よりも水分が多く、べちゃっとした雪。
団子状に固まっていることもある。ぼた雪、ぼたん雪。
みず雪(水雪):べた雪よりもさらに融解が進み、水気の多い雪。みぞれと同じ。
まとめ
いかがでしたか?
雪にもいろいろあるんですね~。
びっくりしました!