夏バテに効く野菜でキュウリが効果的ってご存知ですか?
この身近にあるキュウリが疲れたからだの救世主に?!
その効果や食べ方などをご紹介します。
目次
キュウリの効果とは?
キュウリの持つ水分は、毛細血管を通りぬけるほど粒子がこまかく、
血流をスムーズにします。
このため体の各器官にも栄養が行き届き、全身の機能を高めて、
暑い夏を健康的に過ごすことができます。
また、キュウリに含まれるカリウムは、血液のナトリウム濃度を下げて高血圧を予防し、
利尿作用と体の熱を冷ます働きがあります。
そのほかキュウリには、腸内を掃除する食物繊維や
肌の代謝を助けるビタミンなど、夏場に積極的に摂りたい栄養素がいっぱいです。
キュウリの主な栄養素
βカロティン
淡色野菜ですが、表皮のグリーンにはβカロテンが含まれています。
抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、
髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、
そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
カリウム
カリウムをたくさん含んでいるので、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、
高血圧に効果があります。
また、利尿作用もあるので、体内の水分量を調節し、むくみの解消にも効果的です。
夏バテにキュウリ酒!
疲れた胃腸をやさしく刺激し、栄養素の消化吸収を助ける、
夏ピッタリの飲み物です。
キュウリは体にたまった熱がとれて、ぐっすり眠れますよ(*^_^*)
キュウリ酒の作り方
【材料】
キュウリ:5本
ホワイトリカー:1L
(35度、25度の焼酎でもOK)
【作り方】
1.キュウリはよく水洗いしたら、水気をふきとり、広口ビンに入る大きさに切る
2.広口ビンにキュウリをすべて入れる
3.2にホワイトリカーを注いでビンのフタをする
4.冷蔵庫に入れ、3日待ってキュウリを取り出すと完成!
★飲み方
1日1回、寝る前に30mlずつ飲みましょう。
1ヶ月を目安に飲みきります。
むくみには煮キュウリ!
漢方でキュウリは「胡瓜」「黄瓜」といいます。
字の如く、ウリの仲間で、昔のキュウリは黄色をしていたので、
このように呼ばれてたんですね。
キュウリは古くから薬膳に取り入れられ、利用されてきました。
「涼性」という性質をもち、体にこもった余分な熱をとり、
冷やす働きがあります。
また、水分の代謝をよくして、体内の余分な水を排泄する利尿作用、
毒素を排泄する働きに優れているんですよ!!
むくみには煮キュウリが良い??
キュウリは日本では生で食べるのが一般的です。
でも、中国では暑い夏場の時期以外は、加熱して食べるのが定番です。
その理由はキュウリは「涼性」の性質のため、体を冷やすからです。
漢方では、体を冷やすことは血液の流れを悪くして、
新陳代謝を悪化させ、病気の原因になると考えます。
そこでキュウリを加熱して食べれば、むくみの改善などの効果はそのままで、
体を冷やす性質は消すことができます。
そこでおススメなのが「煮キュウリ」
簡単に作れるので、毎日1本のキュウリを食べれば、むくみ改善が期待できます。
煮キュウリの作り方
【材料】
キュウリ:2本
塩:小さじ3/4~1
コショウ:少々
【作り方】
1.キュウリは水洗いして、約3mm厚さの斜め切りにする
2.鍋に水600mlを入れて沸かし、キュウリを入れて煮立てる
3.塩コショウを加えて調味し完成!!
キュウリのサクサクした食感が好みの人は、キュウリを厚めに切っても良いですね。(*^_^*)
この半量を1回分として食べます。
煮キュウリを食べる時間帯は、夕方が最適!
他の料理を食べる前に食べるのがコツです。
こんな作り方も
スープを作る手間をかけずに、煮キュウリの効果を得たい人におススメ。
約80度の湯をボウルに張り、5分ほどキュウリをつけてから利用します。
キュウリをさわってみて「冷たい」という感じがなくなったら食べ頃です。
熱をとるキュウリの皮茶
キュウリは成分の96%が水分で、ビタミンCやカロチンの含有量もわずか。
けっして栄養豊富な野菜とはいえませんが、昔から民間療法では、利尿、
消炎などに使われてきました。
特に利尿作用では、体の「水気をおろす」野菜として知られ、
大きな効果がえられます。
水分の摂りすぎで体がむくんだり、水太りする人、熱っぽい、
体がだるいといった症状に効果があります。
キュウリの皮茶
こうしたキュウリの薬効を得るには、やはり皮で作ったお茶が最適です。
色が濃く、つやのあるキュウリを選び、むいた皮を天日で干して乾燥させた後、
じっくり煎じて飲みましょう!
キュウリの皮茶の作り方
【材料】
キュウリ:適宜
【作り方】
1.キュウリは酢水でよく洗った後、水で洗い、水分をキレイに拭き取ります。
2.皮をむき、2~3日天日干しをし、乾いたら手で細かくしておきます。
3.水200mlで皮を10g煎じます。
一度沸騰したら弱火にして汁が半分の量になるまで煎じ完成!
1日何倍飲んでも良いですが、煎じたお茶は保存がきかないので、
その日のうちに飲みましょう!
キュウリの選び方
美味しいキュウリを選ぶポイントをご紹介しますね。
イボが痛いもの
キュウリはなるべくイボが残っていてチクチクするくらいの物を選んでください。
また、果肉が硬くしっかりとしている物を選びましょう!
曲がっていてもOK
スーパーにはまっすぐに伸びた綺麗なキュウリが並んでいますが、曲がっていても味は変わりません。
曲がったものなどが安く売っていたりするなら、迷わずゲット!!
キュウリの保存方法
・キュウリは野菜庫に入れる
冷蔵庫に保存する際、キュウリは冷やし過ぎるとかえって傷みやすくなります。
ラップや袋に入れ、野菜庫に入れてください。
・冷凍する場合
どうしても長期間保存したい場合は、キュウリをスライスして塩もみし、
軽く絞ってから小分けして冷凍します。
解凍は冷蔵庫に移して自然解凍します。
使い道は和え物などで、食感が損なわれているのでサラダには向きません。
まとめ
いかがでしたか?
キュウリ酒や、煮キュウリってあまり聞いた事ない方も多いと思います・・・。
手軽でお手頃なキュウリがこんなに夏バテに効果あるなら、
今すぐ作ってみては?!
毎日続けると、夏バテで疲れた体も回復しますよ(*^_^*)