春分の日は、休日やお彼岸だと言うことはわかりますが、
どうしてなのかは、あまり詳しく知られていません・・・
春分の日とは一体どんな日なのでしょうか・・・?
今回は「春分の日」について、調べてみました。
春分の日とは
春分というのは、季節を表す二十四節気の中で第4です。
日本では、この日を国民の祝日としていて、
この日を境に前後3日間を、春のお彼岸として定めています。
一般的によく言う、「春分の日と秋分の日は昼と夜の長さが一緒」…これは実際の所、
昼の方が少し長くて、日本では平均14分、夜より昼の方が長いそうです。
また、一つ前の節気の立春から、春分の日までに吹く、強い風のことを「春一番」と呼び、
本格的な春の到来を表すものとしても有名です。
でも、春一番って、必ずしも毎年吹くものではない見たいですよ
天気などでちょっと気にかけてみるのも、季節の楽しみかたの一つです。
国民の祝日として設定されている、春分の日に割り当てられている意味は
内閣府が発表しているものでは「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日
と言う意味が込められている祝日です。
このことから、この日と関わりのある行事として
お彼岸のお墓参りをするという風習が生まれました。
春分の日とお彼岸
春分の日とお彼岸には、密接な関係があります。
春分の日は真東から真西に太陽が沈んでいきます。
彼岸というのは、いろんな宗教の関係もありますが
浄土思想に照らして説明すると、その方向、真西に極楽浄土が存在し、
その方向へ太陽が沈む日が一番、彼岸に近づく日とされているため、
この日に先祖さまをお参りするという風習が生まれました。
この日を定めるのには、前年の2月1日に発行される
暦要項(れきようこう)によって正式に決まります。
これは政府が発表しているものです。
ぼたもち
春分の日の食べ物といったら「ぼたもち」ですね。
詳しくは「春分の日に食べなければいけないもの」ではないようです。
多くの人が、この日にぼた餅を食べるものとしていますが
春のお彼岸の日に、ご先祖様にお供えするものがぼた餅で、
お供えした時に、家族も食べていたので、この日に食べる文化が根付たんですね。
ぼた餅のと似ている「おはぎ」は、実はまったく同じものです。
この呼び名の違いは、その季節に咲く花により、名前が決まっています。
春の彼岸の花・・・「牡丹(ぼたん)」
秋の彼岸の花・・・「萩(はぎ)」
このため、春分の日とお彼岸の時期の物は、「ぼた餅」と呼びます。
現在では、店先などで並んでいる物の多くは
「おはぎ」となっていることが多いのですが、
日本の古い習わしを知っておくと、子供たちにも教えられますね。
春分の日に食べるもの「ぼた餅」が選ばれたのは由来があります。
ぼた餅に使われる小豆は、朱色をしています。
その色がもつ力にあやかり、江戸時代より伝わっている風習です。
朱色には、邪気を払う力があると言われて、
お彼岸の、この期間の邪気をはらい、
ご先祖様が、極楽浄土へ近づけるように
お供えものとして、つかわれているようです。
まとめ
春分の日は、先祖を敬い、自然や生物をいつくしむ日だったんですね
せっかく意味が分かったので、お墓参りをして、
大事に祝日を過ごしましょう。