ブタクサってご存知ですか?
秋の花粉症の原因では、代表のブタクサ・・・
ブタクサが原因の花粉症の方は、スギ・ヒノキに続き、増加しています。
今回はそんなブタクサについて、まとめてみました。
ブタクサとは
秋の花粉症の代表ブタクサ・・・
ブタクサとは、キク科・ブタクサ属の1年草で、
高さは、およそ1mほどで、細い茎の先に黄色く小さい花が密集して、
葉っぱは、すこしヨモギによく似ているのが特徴です。
河川敷や田畑、道端などに生えていて、日本中どこでも見かけることができます。
でも、最近では、田畑が減り道路も舗装されていますので、
減少傾向にあるようです。
このブタクサですが、花粉を飛ばし花粉症になる方が
まだまだ多くおられます。
スギ花粉、ヒノキ花粉に続き多いと言われております。
ブタクサの原産はアメリカで、アメリカでは5~15%の人が
ブタクサ花粉になっているのだとか・・・
なぜ日本に伝わってきたのか、というと、
第2次世界大戦後、兵士が運んできた荷物に
花粉がついていたことが原因で、日本に広まったと言われています。
ブタクサ花粉の時期
花粉症のピークは、大きく分けると、年に2回あります。
春・・・スギ・ヒノキ・ハンノキなど主に樹木の花粉
秋・・・ブタクサ・ヨモギなど主に雑草の花粉
一般にブタクサと呼ばるのは、キク科のブタクサとオオブタクサのことです。
ブタクサの花は、夏から秋にかけて咲き、
ブタクサ花粉の時期は、地域によって異なります。
全国的に見ると8~10月がピークですが、
東北では8~9月が花粉時期となっており
九州では9~10月となっております。
といっても、その年の気候によって若干変化しますので、
11月12月になっても、花粉が飛んでいることがあるようです。
北海道にはブタクサがないため、ブタクサの花粉症はありません。
ブタクサ花粉の症状とは?
ブタクサ花粉の症状は、スギ花粉や、ヒノキ花粉と同様
鼻づまり・鼻水・目のかゆみ・目の充血・涙が出る・くしゃみ等が主な症状で、
人によっては、肌のかゆみ、微熱、倦怠感、が出る場合もあります。
なぜ、喘息になりやすいのかというと、スギ花粉の大きさが40μmなのに対し、
ブタクサ花粉は大きさが20μm以下で、スギ花粉の半分の大きさのため、
気管支に入りやすいことが原因です。
そのため、ブタクサは喘息草とも呼ばれています。
ちなみに、ブタクサとよく間違えられる、
「セイタカアワダチソウ」という植物。
この植物は、真っ黄色な花だからか、喘息の原因と
されてきましたが、花粉は、風によって運ばれるのではなく
虫が運ぶことが、明らかになりました。
もともと、セイタカアワダチソウの花粉は重く、
風に飛ばされません。
セイタカアワダチソウを、直に鼻や皮ふにこすり付けたら
喘息になるかもしれませんが、ただ見ている分には
何の問題もない花です。
ブタクサ花粉の対策
花粉症は、体内に入ると、体の抗体が過剰に反応する
アレルギー症状なので、身体に取り込まないことが一番です。
マスクの着用や、花粉メガネなどを着用することで
防ぐことができます。
家に入る際は、服などにも、花粉が付着していますので、
しっかり花粉を払いおとしてから、家に入るようにしましょう。
秋だと、良い風が入るので、窓を開けたくなりますが、
ブタクサの花粉症で悩まれている方は、花粉が入ってくるので、
なるべく窓を開けないようにしてください。
対策をしても、花粉はどうしても家の中に入ってきますので、
こまめに掃除機をかけ、家の中の花粉を取り除きましょう。
空気清浄器の設置も有効です。
まとめ
花粉症の症状が、あらわれた場合は、
薬局などで、アレルギーを抑える目薬や点鼻薬
飲み薬などが、販売されていますので、
そういったものでも、かなり症状を抑えることができます。
飲み薬には、眠くなる成分が入っているので
運転や仕事、勉強などされる場合は、注意してください。
点鼻薬は、即効性を感じます。
鼻や口の中のかゆみを抑え重宝しますよ。