みかんの皮ってお風呂に入れると入浴剤になるのをご存知ですか?いつもは捨ててしまっているみかんの皮・・・その効果を紹介します!
目次
みかんの皮の効果効能
冬のくだものといえば・・・やっぱりコタツにみかんですよね。
手で簡単に皮がむけるし、ビタミンCがたっぷり!風邪の予防や美容にも効果的ですよね。
食べやすいみかんは、子供からお年寄りまで、みんな大好きなので冬のビタミン補給に常備している家庭も多いのではないでしょうか。
そんな、みんな大好きなみかん・・・。食べた後の皮って捨てがちですが、驚きの効果効能があるんです!
そこで、知っておきたい「みかん皮パワー」をご紹介しますね。
みかんの皮が漢方薬?
みかんの皮は「陳皮(ちんぴ)」という漢方薬として使われます。
みかんの皮を一年以上陰干したものを、中国では生薬として使用しているのです。
みかんの皮を干した状態のもの・・・それだけで、風邪予防のほかにも血流を改善したり、整腸作用やリラックス効果があると言われているんです。
細かく切ったり、あるいはミルサーなどで粉状にして使いますが、効能もいろいろあるんです。さっそく紹介していきますね。
陳皮の効果効能
リラックス効果
陳皮には、「リモネン」という香り成分が含まれています。これは柑橘類全般に共通する成分で、爽やか~~な香りが特徴です。リモネンが体内に入ると脳内にα波が現れ、リラックス効果が得られるとされています。
血流アップ・冷え性対策
陳皮は、ポリフェノールの一種「ヘスペリジン」を含みます。ヘスペリジンは活性酸素に作用することで一酸化炭素の分解を防いで酵素を活性化させ、血管を広げて血流を良
くする効果が期待できます。その結果、血の流れが良くなり冷え性対策につながります。
アレルギー症状の緩和
花粉症などのアレルギー症状は、体内のマスト細胞(肥満細胞)の過剰反応により引き起こされます。陳皮に含まれるヘスペリジンは、マスト細胞に働きかけることで炎症な
どが抑えられ、アレルギー症状の緩和につながるとされています。
胃腸に良い!
陳皮には、胃腸の調子を整えることにより、消化不良・吐き気・胃酸過多・下痢などといった消化器官の不調を整える効果が期待できます。その作用から、医薬品としても 使われることがあるんですよ。
陳皮の簡単な作り方
- みかんの皮のワックス・農薬を落とします。
- 食べ終わった後の皮をザルや網に広げる。
- 日陰でカラカラになるまで干す。カラカラに一週間ほど干せば完成!
乾燥したミカンの皮は、元の大きさの2~3割程度の大きさになり、密閉容器などに入れて保管します。
薬味やお茶で使うときは、ミキサーで粉状にします。保存はガラス瓶に。湿気を吸いやすいので気を付けましょう。
※すぐに使わないなら、さらに干しましょう。数か月干せればベストですよ。
陳皮の使い方
陳皮茶
急須の中に陳皮を入れ、お湯を注いだら陳皮茶の出来上がりです。
うっすらオレンジ色に染まったきれいなお茶になります。
甘みが足りなければはちみつを入れてみるのもおすすめです。
あくまでお茶なので、ほんのりみかんの味がする程度。体がぽかぽかしてきます。
香りづけ
また、陳皮を細かく刻んだり、フードプロセッサーで粉末状にすると、煮物やお菓子作りのときの香りづけとして使うことができます。
いつもの料理にちょっと深みが出るので、ぜひ試してみてください。
肥料としても!
みかんの皮には栄養が豊富に含まれているため、肥料として再利用することもできます。
生のまま利用するとにおいが気になったり、土と混ざりにくいことがあるため、カラカラになるまで干した陳皮の状態のものを使用します。
細かく刻むか粉末状にしたものを肥料代わりに土の上にまいたり、土の中に混ぜたりしましょう。柑橘系の香りは虫が苦手な香りなので、害虫除けにもなります。
みかんの皮は風呂に入れて入浴剤に!
お風呂の入浴剤
陳皮はネットなどに入れて、お風呂に入れると入浴剤に!!
血行促進、リラックス作用があるので、冷え性の方にもぴったりです。
この入浴剤を使うときはお風呂のお湯の温度を、40度以下のちょっとぬるめにするのが、オススメですよ。
若干、ピリピリするようになるので、あまりお風呂が熱すぎると、逆に刺激が強すぎます。
このピリピリする、リモネンという成分が肌の表面に、膜を作ってくれて水分が蒸発するのを、防いでくれるんです。
だから、湯冷めしづらくなるんです。その効果は・・・試してみたら、お風呂に入った後だいたい50分くらいは、温まった体温をキープしてくれました。
みかん風呂は皮を干さなくても良い??
みかんの皮が漢方薬と言われても、干すのが面倒くさい!!という方、大丈夫ですよ。お風呂に使うならもっと簡単な方法があります。
先ほど紹介したみかんの皮を干した「陳皮」はあくまでも長期保存するためのものです。
干さずにお風呂に入れても大丈夫です!!これなら超簡単な入浴剤ですよね!
食べ終わったみかんの皮をネットやお茶パックなどに入れてお風呂へポン!簡単だし0円でみかん入浴剤がお風呂で楽しめます!
みかん風呂の注意点
手軽でお得なみかん風呂ですが、少しだけ注意点があります。
みかんの皮にはソラニンという成分が含まれており、紫外線を吸収して色素沈着を起こす光毒性があります。
入浴後に日光に当たるとシミになりやすいのですが、しっかり乾燥させたみかんの皮を使うことで、ソラニンの悪影響は軽減されます。
干してない皮をお風呂に入れるときは、お風呂から上がる時、サッと体や顔を軽くシャワーで洗い流すことをおすすめします。
お風呂に入れる方法は、1番手軽なので早速試して欲しい活用法です。
冷え性の女性には特におすすめ!お風呂でポカポカリラックスしてくださいね。
みかんスプレーの作り方
みかんスプレーってご存知ですか?みかんの皮をつかって作るお掃除アイテムなのですが、これがとっても簡単!!作り方を紹介します。
ミカンの皮を捨てるなんて「もったいない!」油汚れもサッパリ!みかんスプレーの作り方です。
みかんスプレーの作り方
【材料】
みかんの皮
水
※水100mlに対してミカンの皮1個が目安です。
【作り方】
- みかんを食べた時、皮を捨てずにみかんスプレーを作ります。今回はみかん3個分。
- みかんの皮はあとで取り除くのですが、面倒な方は、お茶パックなどを使うと便利です。
- 水(300ml)に入れて、火にかけます。沸騰したら弱火で15~20分程度コトコト煮ます。
- 色が透明から黄色くなります。容量はちょっと減ります。
- 荒熱がとれたたら、お好きなスプレーボトルに移し、完成です!
※防腐剤や保存料を使用していないので、冷蔵庫で保管し、1週間を目安に使い切ってください。
※白い木や、塗装やコーティングがされていない木、白い床や家具には、色がつく場合があるので目立たないところで試してからお使いください。
このみかんスプレーは、1週間程度日持ちするので、ガスコンロや電子レンジを使ったあとにサッとふいたり、油汚れがひどい食器を洗う前にふきかけたりと、せっせと毎日使 ってください!
コッテコテの油汚れには向きませんが、毎日のキッチンリセットに役立ち油汚れがサッパリ取れます。白いものには色がついてしまうので注意してくださいね!
みかんスプレーは最後の最後まで使える?
クエン酸ってご存知ですか?みかんの皮の成分にはクエン酸も入っているので、水あかなどのアルカリ性の汚れにも効果あり!
シンクや蛇口の水垢に使えますよ!
なので我が家では、みかんスプレーを作った後のみかんの皮も使います!
お茶パックに入れたまま、シンクをこすったり蛇口をこすったり、キッチンをピカピカにして使いきってからゴミ箱へといきます。
みかんの皮レシピ!
簡単!みかんの皮でママレード!
みかんの皮は食べれるんですよ~~(^^♪
捨てちゃうみかんの皮をひと工夫でママレードに!
【材料】 (皮:水:砂糖を2:2:1)
みかんの皮200g
水200g
砂糖100g
【作り方】
- 食べ終わったみかんの皮を細かく切る
- みかんの皮を弱火にかける
- 数回に分けて水と砂糖を加える
- 10分程加熱してふにゃふにゃになったら完成!
パンに合う!美味しいですよ。
みかんの皮 風呂 まとめ
いかがでしたか?
今回は、みかんの皮を風呂に入れて入浴剤にする方法や、みかんの皮の効果効能についてご紹介しました!
いつも捨てていたみかんの皮には、こんなスゴイパワーがあると知ったら、もったいなくて捨てられませんよね。
特にお風呂でそのまま使えるなら、今日からはじめられる活用法です。
たくさんみかんを食べるご家庭や、興味をもたれた方・・・超簡単なみかん風呂から一度試してみませんか?