IF関数で、例えば「1から10まで」を指定するにはどんな数式を当てはめれば良いのか・・・と悩んでしまう方も多いと思います。今回は「○以上△以下」などを指定する数式をご紹介します。
IF関数で1から10までを指定する数式とは
IF関数の問題のなかで、例えば「1から10まで」と指定されていた時、どんな数式を当てはめれば良いか考えてしまいます・・・。そこで下記に参考にしていただきたい関数を紹介します。
AND関数
例)IF関数で、もしA1セルの値が「1以上、10以下の場合●、それ以外△と表示させる
という条件の場合、
=IF(AND(A1>=1,A1<=10),”●”,”△”)
という数式を入力します。
AND関数は、複数条件をすべて満たしているかを判定します。
もし(IF関数)、A1セルの値が
(AND関数)1以上・・・A1>=1
10以下・・・A1<=10
の両方の条件を満たしている場合、(真)”●”
そうでなければ、(偽)”△”
と表しています。
「>=」が「以上」(≧)を意味し、
「<=」が「以下」(≦)を意味していますから
「A1>= 1」はA1が1以上
「A1<=10」はA1が10以下という意味になります。
OR関数
また、
=IF(OR(A1<1,A1>10,),”△”,”●”)
と、OR関数でも可能になります。
OR関数は条件1、条件2のいずれかを満たしていれば良いと判定します。
もし(IF関数)、A1セルの値が
(OR関数)1未満・・・A1<1
10を超える・・・A1>10
のどちらかの条件を満たしている場合、(真)”△”
そうでなければ、(偽)”●”
と表しています。
「>」が「超える」(>)を意味し、
「<」が「未満」(<)を意味していますから
「A1< 1」はA1が1未満
「A1>10」はA1が10を超えるという意味になります。
if関数の中にif関数
上記でお伝えした数式が、IF関数で1から10までを指定する数式に使えるのですが、if関数の中にif関数(IF関数の入れ子・ネスト)で、以下のようなケースでも「以上・以下」を指定することが可能です。
例)○○以上××以下という条件に合う場合、次の文字列を表示する
例えば、10を超えたときは、●
5以上10以下のときは、△
5未満では何も表示しないというケースです。
この場合は以下のような数式にしてください。
=IF(A1>10, “●”, IF(A1>=5, “△”, “”))
もし(IF関数)、A1セルの値が10を超える場合は●
IF(A1>10, “●”,
5以上10以下は△、5未満は空欄
IF(A1>=5, “△”, “”)
最初に10を超える場合を設定しているのでココでは、5以上のみを設定するだけで、5以上10以下という処理が行われます。
そして、5未満は空欄になります。
IF関数で1から10までを指定 まとめ
いかがでしたか?
今回は、IF関数で1から10までを指定する数式を紹介しました。
IF関数って、考えすぎると迷ったり、悩んだりすることがありますが、落ち着いてやってみると案外簡単だったりしますよね。
なんども練習すると、もっともっと関数が好きになってきますので、ぜひ参考にしてくださいね。