腸内環境を良くするには腸内細菌を味方につけること!
それには、発酵食品や和食がオススメです。
今回は腸内環境をよくする食事法をご紹介します。
目次
腸内細菌を味方につける!
腸内環境改善の味方は、「腸内細菌」です。
腸内細菌といっても、いまひとつピンとこないかもしれないですが、
実はこの細菌こそが腸内環境をよくしてくれる救世主なのです。
私達の腸には大きく分けて八つの役割があり、
1.消化
2.吸収
3.合成
4.代謝
5.解毒
6.造血
7.排泄
8.免疫
という機能をはたしています。
つまり腸は、人間が生きていくための身体の機能のほとんどを担っているということ。
ところが、腸内というのは外敵と一番多く接触する環境にあり、
ウイルス等が侵入することもあります。
そんな時、腸内環境が良ければウイルスを排除することができますが、
腸内環境が悪い場合、抵抗力が落ち、病気にかかりやすくなってしまうのです。
ほかにも、美肌を作ってくれるビタミンの吸収に悪影響が出たり、
腸内環境の良し悪しが、健康や美肌に大きく左右されるのです。
そこで、腸内環境を良く保つために、私達の身体に存在しているのが、「腸内細菌」です。
例えば、ヨーグルトなどでおなじみのビフィズス菌。
これも腸内細菌の一種ですが、実は、私達の腸の内部には、
100種類以上、100兆個以上の腸内細菌が常に存在し、
食べ物の消化・吸収を助けたり、病気に対する抵抗力をつける働きをしています。
この腸内細菌なくしては、健康も美肌もありえません。
そんな重要な腸内細菌を味方につけるために必要なもの・・・それが「発酵食品」です。
オススメの発酵食品5選!
では、腸内環境を味方につける発酵食品のオススメ5選をご紹介しますね。
1.納豆
納豆は、発酵食品というメリットのみならず、女性に嬉しいイソフラボンや、
食物繊維も豊富に含まれていて、毎朝でも摂り入れてほしい食品です。
朝食はもちろん、ランチ時にコンビニなどで売っている納豆巻きを、
摂り入れてもOKですよ。
2.味噌
味噌は、大豆から作られる日本の伝統的な調味料。
とても優秀な発酵食品ですが、みそ汁を作るときに、
単に味噌の量を増やすだけでは、塩分の摂り過ぎになってしまいます。
そこで、みそ汁として摂取するのは基本ですが、
普段、別の味付けで、調理しているメニューを、味噌風味にしてみるのも賢い方法。
例えば、塩・コショウで調理している野菜炒めに、
水で溶いた味噌を加えてみたり、煮魚を味噌煮にしたり、
ドレッシングを味噌風味にかえるなど、上手に工夫してみてください。
3.かつお節
かつお節の場合、一度の使用量は少量ですが、
どんなメニューにも簡単に取り入れられる所がおすすめポイント!
出汁はもちろん、ほうれん草のおひたしに添えたり、おにぎりにしたり・・・。
また、かつお節には、トリプトファンという代謝を促進してくれる、
ビタミンも豊富に含まれています。
腸内細菌のみならず代謝も促してくれるかつお節は、おおいに活用しましょう。
4.キムチ
韓国の伝統食品であるキムチには「ツーン」とした特有の匂いがありますが、
あの強烈な匂いこそが発酵の証です。
加えて、キムチの主材料である白菜はカロリーがとても低く、
唐辛子には辛味成分のカプサイシンが豊富に含まれているため、
身体を温める機能も兼ね備えています。
自宅での保存もききますし、ごはんのお供にチョット添えていただくといいでしょう。
5.ヨーグルト
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内細菌のなかでも特に良い働きをしてくれる
「善玉菌」を増やし、有害な悪玉菌を抑制することによって、
腸内細菌のバランスを整えてくれます。
特にダイエット中の方には「脂肪分ゼロのヨーグルト」がオススメ。
これは、脂肪分はカットしても乳酸菌の量は変わらず、
また、たんぱく質とカルシウムは標準のヨーグルトよりも、
多く含まれるという優れものです。
デザートとしても手軽なので、自宅の冷蔵庫に常備しておきましょう!
この5つを組み合わせただけで、立派な「和朝食」ができると思いませんか?
発酵食品というと難しく聞こえますが、朝は和食と決めて、
腸内環境を美しく整えてくださいね。
発酵食品を使った和食
発酵食品を使った和朝食が、腸内環境を左右します!
朝の時間はたっぷりとること
腸内細菌を味方につけたあとに、もう一つが大切なこと・・・。
それは、「老廃物の排出」です!
便秘は放っておくと腸内からのビタミンやミネラルの吸収を低下させ、
肌トラブルの原因となってしまうことが多いのです。
ですから、まずは便秘を解消しないといけません。
便秘の原因の多くは、水分や食物繊維の摂取量の不足によるものですが、
それ以前に、朝ゆっくりとトイレに入る時間を持てない方も多いのでは・・・?
平日の朝は確かに慌しいですよね。
朝食を食べて、メイクをして、その日のファッションを考え、
お弁当を作って、時には洗濯もして・・・息をつくヒマさえないかもしれません。
でも、時間がないことを理由に、トイレットタイムをとっていないとしたら、問題です。
なぜなら、人間の身体にとって朝は老廃物を排出し、 快腸な状態で1日を始めるのに最適なタイミングだからです。
「長年、便秘がひどくて・・・」
という方も、まずは朝のトイレットタイム習慣を作ることから始めてください。
また、トイレタイムのポイントは、朝起きた時の飲むコップ1杯の水と、朝食にあります。
きちんと朝食をとることで、腸の活動が始まり、排泄の準備を一気に進めてくれるのです。
まとめ
いかがでしたか?
腸内環境を整えるには腸内細菌を味方につけるということ、
腸内細菌を味方につけるには、発酵食品がいいということ、
発酵食品をとり入れるには、和食が適しているということ、
ポイントはこの3点です。
普段の食事に上手くとり入れて、腸内環境を整え、
健康と美肌をてにいれましょうね!(*^_^*)