米大陸で、急拡大し、最大400万人に感染する恐れがある「ジカ熱」
今のところ、有効なワクチンや、治療法は存在しないジカ熱とは、いったい何なのでしょうか?
今回はそんなジカ熱について、調べました。
ジカ熱とは
蚊を媒介して感染する、ジカ熱は、
感染しても症状が軽いため、気付きにくいそうです。
ジカ熱の症状・・・
蚊に刺されてから2〜7日程度の潜伏期間の後、軽い発熱・発疹・結膜炎・筋肉痛・関節痛・倦怠感・頭痛
などの症状が2〜7日間程度続きますが、症状は自然に治まります。
現段階では、感染した人から、他の人に直接感染することは無いですが
移植や輸血による感染の可能性は否定できません。
それに、妊婦が感染すると、胎児に「小頭症」と呼ばれる先天異常が起こることが強く疑われ
死産の可能性が高く、産まれても早期に死亡する可能性も高いそうです。
今は、ジカ熱に関するデータが無く、原因がわからないのが現状です。
そのため、南米諸国では、妊娠を避けるよう呼び掛けています
またブラジルでは、人工中絶は違法ですが、人口中絶を認める声が強まっているそうです。
アメリカ大陸で感染拡大
ジカ熱感染者が最も多く、50万人〜150万人が感染したブラジルは
今までは、年間平均約160件が→昨年10月以来約4000人も
先天的に頭部が小さい、小頭症の新生児が誕生していて、
さらに、神経の難病ギラン・バレー症候群の発症も、増えているそうです。
また、昨年以降、31人が旅行先で感染して、中南米から帰国したことが明らで、
イギリスやドイツでも感染者が発見されています。
WHOによると、24カ国・地域で、感染者が見つかっているそうです。
米政府はこうした現状に対し、2016年末までに人間での臨床試験を開始するとしてますが、
一般にワクチンが広く提供できるようになるには、数年かかると見られています。
日本で感染する可能性
蚊を媒介に感染し、熱帯に生息する蚊に多い、ジカウイルスは、
2014年以降、日本人でも3人感染が発見されていますが
いずれも海外で蚊に刺されたためで、フランス領ポリネシアとタイ・サムイ島で感染されています。
この蚊は、5月中旬~10月下旬頃までの間、主に日中、野外で活動します。
予防法として出来ることは、普通の蚊と同じで
殺虫剤を散布したり、蚊が発生しないよう、側溝の掃除などをする。
長袖・長ズボンで、素足は避け
虫除け等を使用して、蚊に刺されないようにしましょう。
まとめ
一番の予防策は、蚊に刺されないことです。
蚊を発生させないような環境づくりを心がけましょう。