低栄養とは、肥満やメタボと同じように警戒が必要です。
今回は、低栄養について、予防法などをまとめてみました。
低栄養とは
低栄養とは、エネルギーと、タンパク質が足りない状態をいいます、
健康な身体を維持し、活動するのに必要な栄養素が、足りないのです。
今どき?低栄養なんて・・・と思われがちですが、高齢になると、
うまく食べられなくなったり、消化機能が落ちたりして、
栄養も水分も、充分に摂れなくなることが少なくありません。
高齢になると、若いころより体の筋肉や水分が減るため、
低栄養になると、いろいろな症状が、おきやすくなります。
やせた人は、肥満の人より、死亡率が高い傾向も報告されています。
低栄養になりやすいケース
低栄養になりやすいケースをいくつかあげます
・がんや胃腸疾患等の治療・術後の人、呼吸器系や病気の人の在宅治療の人
・糖尿病や腎臓病などで食事療法している人
・メタボ警戒で油脂やたまごを控えている人、粗食の人
・下痢や風邪の後
・高齢者の一人暮らし
・食べ物の好き嫌いが多い人
その他には、消火器系の病気が原因だったり、薬の副作用で食欲不振などもあげられます。
高齢者が摂りたい栄養
栄養の整った食事は、元気の源です。
いろいろな食品を、まんべんなく摂ることがポイントです。
体の機能を維持するうえで、まず必要なのは、
エネルギーと、たんぱく質です。
どちらが不足しても、体力も抵抗力も、落ちてしまいます。
高齢者が、元気に動ける、骨格筋を保つには、
良質のたんぱく質を、十分に摂ることが必要といわれています。
ポイント
・3食をしっかり食べ、欠食をしないようにする
・魚か肉(またはその加工品)を毎食時に1品ずつとる
・コップ1杯の牛乳、またはヨーグルトを1日1回とる
食欲がないときは
食欲がないときは、様々な栄養素を摂取するために、
おかずを優先して食べましょう!
また、食事が十分にとれないときは、
おやつを間食にすることで、栄養を補うこともできます。
ポイント
・おやつは饅頭やケーキなどの、甘いものばかりではなく、果物を選ぶ
・果物とあわせて、牛乳やヨーグルトなどをとる
・チーズやハムをはさんだ調理パンや、具を入れたおにぎりなども!
まとめ
低栄養になると、抵抗力や、回復力が低下したり、
筋力が衰えて、骨折や転倒をしやすくなったりして、
病気や、介護が必要な状態に、陥りやすくなります。
高齢期を、イキイキと暮らすために、低栄養を予防しましょう!