「塩ヨーグルト」ってご存知ですか?
ヨーグルトって聞くと、デザートと思いがちですが、
塩ヨーグルトは違います。
その効果や、簡単な漬け床の作り方などをご紹介します。
塩ヨーグルトとは?
塩ヨーグルトとは簡単に出来る万能調味料です。
ヨーグルトと聞くと、日本では朝食や、デザートとして
お砂糖と一緒に食べるのが一般的ですが、
世界中のヨーグルト料理に共通するのは砂糖ではなく
塩分を足して使います。
例を挙げると、日本でも有名なインド料理の「タンドリーチキン」も
鶏をヨーグルトとスパイスに漬け、風味を生かした料理になります。
塩ヨーグルトは、無糖ヨーグルトに塩分を加えるだけで出来る調味料。
新たな万能調味料として注目を集めていて、
料理を美味しくする効果があります。
塩ヨーグルトの効果で!
塩ヨーグルトのこうかは、
1.素材のうま味をアップ。
ヨーグルトに漬けることで野菜の細胞や肉・魚の繊維に
乳酸菌が浸透して発酵し、うま味が凝縮することで、
風味が豊かになっていきます。
2.美容・健康効果。
ヨーグルトは、炭水化物・脂肪・たんぱく質の三大栄養素に、
ビタミン・カルシウムなどを含む優れた食品です。
乳酸菌が腸内環境を整え、免疫力向上に効果が期待できます。
3.素材が美味しくジューシーに。
ヨーグルトは肉の繊維を柔らかくしたり、
魚の臭みをとる効果もあります。
冷めても身が硬くなりにくく、ジューシーなまま保てますので
お弁当のおかずなどに最適です。
4.料理の幅が広がります。
材料を冷蔵庫に漬ければおかずに、
水切りすればクリームチーズ代わりにと、
料理の幅が広まります。
5.手軽で経済的!
塩麹床や、味噌床に比べて経済的。
使用済みの塩ヨーグルト床は、熱を通せばソースとしても使えます。
塩ヨーグルト床の作り方
塩ヨーグルト料理を楽しむには、まず基本の塩ヨーグルト漬けです。
まずは一番ベーシックな漬け床から作りましょう。
匂いも少なく、一見するとどこにヨーグルトが使われているか、
わからないのに、食べやすくて美味しい!発酵入門にはピッタリですよ。
【野菜用塩ヨーグルト床の作り方】
ヨーグルト:100g
塩:小さじ1
切り昆布:少々
※ヨーグルトの分量に対して約5%の塩と切り昆布を少々いれます。
【肉・魚用塩ヨーグルト床の作り方】
ヨーグルト:100g
塩:小さじ1/2
※ヨーグルトの分量に対して約2~3%の塩を入れます。
【塩ヨーグルト床の漬物】
・材料2人分
かぶ:1個(半分に切る)
かぼちゃ:3~4mmの薄切り3枚ほど
水菜:1束
にんじん:1/2本
なす:1本(半分に切る)
A:ヨーグルト:200g 塩:小さじ2 切り昆布:ふたつまみ
・作り方
1.かぶ、なす、にんじんは塩で(分量外)もみこみます。
2.保存袋にAの材料をいれ、袋の上からよくもみ、
下ごしらえした野菜をいれ、1日半~2日つける
3.ヨーグルト床を洗い流し、それぞれ食べやすい大きさに切る。
漬けたあと、かぼちゃの皮が硬い場合は切り取る。
お肉などは、塩ヨーグルトに半日ほど漬けて、
料理する時にヨーグルト床をキッチンペーパーでふき取ってから
ソテーするとジューシーに仕上がります。
和食などには、塩でなくお味噌をプラス!
【肉・魚用味噌ヨーグルト床の作り方】
ヨーグルト:大さじ2
みそ:大さじ1
ハチミツorみりん:小さじ1/2
この味噌ヨーグルト床に、お魚を半日ほど漬け、
ヨーグルト床をキレイにキッチンペーパーでふき取り
ソテーすると、まろやかに軟らかく仕上がります。
まとめ
いかがでしたか?
基本の塩ヨーグルトだけじゃなく、
いろいろアレンジするとお料理の幅が広がって楽しくなりますね!
美容にも健康にもよく、美味しくできる塩ヨーグルトに
是非挑戦してみてください!