冷凍庫に入れるだけで、手軽にヒンヤリとすることができる「アイスノン」
熱が出た時には、タオルで巻いて枕にする人も多いと思います。
しかし、アイスノンで熱を下げるには、
もっと効果的な使い方があるのを知っていますか?
そこで今回は、アイスノンで効果的に熱を下げる方法をご紹介します。
熱を下げる
熱を下げるのに頭を冷やしては危険?
熱が出た時に、アイスノンを枕にすると、
熱が下がるような気がしますが、実はあまり効果がありません。
それどころか、頸椎を冷やし、血管の収縮を招き、
肩こりや、頭痛を引き起こすこともあります。
熱を下げるには、血液を冷やすのが効果的です。
大きな血管が通っている、わきの下や太ももの付け根などを冷やします。
これは熱中症の対策も同じ、
身体を冷やすポイントは「動脈」です。
頚動脈のある首筋を冷やすのが効果的です。
他には、太い血管がある脇の下や、股関節を
タオルに巻いたアイスノンで冷やすとよいでしょう。
冷やしすぎもよくないですが、アイスノンは、体温や室温によって
徐々に効果が薄れていくので、特に問題なく使えると思います。
アイスノンが無い時は、適当な保冷剤や、ペットボトル(小さめ)を水を入れて凍らして、
タオルで巻いたものを使用すると経済的です。
勉強にはアイスノン
アイスノンは脳に利く冷たさ。
冷静に物事を考えるときによく、「頭を冷やせ!」と言いますよね。
頭を冷やす・・・これは理にかなったことなのです。
脳も使いすぎると熱をもちます、コンピュータなどと同じですね。
糖分の補給とともに、活発に脳を動かすには、頭を冷やすことは大切。
特に耳から下の部分を冷やすと、脳の働きがあがるそうです。
何かに集中したいときにも効果的です。
首用アイスノンを巻いて、勉強してみましょう!
記憶力アップにつながり、効率の良い勉強ができるでしょう!
頭が熱いと寝むれない理由
熱を生む部位の中で、脳は体の中の18%も占めています。
熱を生む部位のランキングは
骨格筋-約22%
肝臓-約20%
脳-約18%
心臓-約11%
人間の体温は、上半身が高く、下半身は低くなっています。
なので、この上半身と下半身の体温の差を、できるだけ小さくするため
「頭寒足熱」言われている、昔からの健康法があります。
頭と首を冷やすと眠れる理由
頭や首を冷やすと眠りやすくなる理由は、体温が下がるから…
睡眠と体温には関係があり、体温が下がるに連れ眠りも深くなります。
特に、寝入る時には、体温が下がっていることが大切になります。
就寝前に効率的に体温を下げるには、頭や首の後ろを冷やすのがオススメ。
頭や首には血管が集中しているので、血液が冷やされ、
冷えた血液が全身に回るので、体温が下がりやすくなるのです。
では、頭が熱くなるとどうして寝むれないのか…
なにが睡眠の妨げになるのでしょうか?
スマホやテレビ、パソコンなどは、目に光、つまり刺激物が入り、
目が覚めてしまい、脳にも刺激を与え、体全体に熱がこもり、
その結果、頭も熱くなります。
頭が熱くなると、寝る時に落ち着きがなくなったり、
不安や心配事が頭によぎってしまいます。
2~3時間後ようやく眠れたとしても、
いつもの時間に起きると、朝がだるかったり、
少し遅い時間に起きても、心地良い目覚めができないんですね・・・
勉強や、事務などの、オフィスワークもしている時もそうです。
頭を使う事をやっていると、頭が熱くなり、
心配事、悩みなど他の事を考えだし、
集中力がなくなってきます。
そんな時、少し休憩を入れて、脳を休めたり、
冷えピタなどを貼っておくと、
物事を考えず、勉強、仕事だけに集中できるので効率良くなります。
日中、勉強・仕事・就寝時に頭を冷やす事で、
気持ちが安定して、不安やイライラがなくなり、
勉強、仕事では効率があがり、就寝時は心地良く眠る事ができるんです。
アイスノンの持続時間は?
アイスノンの持続時間は商品によって異なりますが、
8時間以上しっかりと冷やしていれば、通常「8〜10時間」は効果が期待できます。
つまり夜寝るときに使うと一晩中、冷たさが続くわけです。
寝苦しい夏の快眠のためには必需品ですよね。
エアコンばかりに頼ってしまうと体を冷やしすぎてしまいます。
これでは、かえって体がだるくなり、よくありません。
エアコンで部屋を冷やしすぎるのは体にとってNGなんです。
アイスノンを上手く使って、エアコンの設定温度を見直すと、
熱い夜でも快適に眠りにつくことができ、体の不調も改善するかも!
是非試してみて下さいね!(*^_^*)
アイスノンの注意点
アイスノンを使う時に注意してほしいのは「冷やし過ぎ」です。
アイスノンは長時間冷たい状態が続きます。
身体(血管)を冷やし過ぎると、かえって身体の調子が悪くなってしまいます・・・。
またアイスノンを、身体にあてて使う場合、直接肌にあてないようにしてくださいね!
使用する際には必ずタオルなどを巻いて使いましょう!
まとめ
アイスノンの効果的な使い方は・・・
・高熱が出た時は、血液を冷やすため、わきの下や鼠蹊部に当てる
・脳の働きをアップするために、「頭を冷やす」
熱を下げたり、脳の働きを上げたり、多様な使い方があるアイスノン。
疲れが出てくる夏、常に備えておきたいですね。