人間もそうですが猫もぽっちゃりしてくる冬。
病気にならない為にも、猫の肥満対策をしておきましょう!
解消法や運動させる工夫、BCSについてなどをまとめてみました。
ボディコンディションスコア(BCS)とは
冬になると太りやすいのは、人間も猫も同じです。
寒くなると食欲が増す上に、脂肪を蓄えてしまうから…
でも、猫の場合毛並みで太って見えるだけということも。
肥満かどうかの判断は、「ボディコンディションスコア」(BCS)を参考にしてください。
「ボディコンディションスコア」(BCS)とは、
猫の肥満とやせの度合いを短時間で評価するための指標です。
肥満を判定する際は、適正体重と現体重の比率を出す方法や、
骨盤周囲を計測して体脂肪率を推測する方法もありますが、
簡便性と正確性を考慮した場合、このBCSが最も優れているといえます。
BCSには9段階方式もありますが、以下では最も広く用いられている5段階方式をご紹介します。
飼い主はこれを参考にしながら、現在猫がどの段階にあるのかを把握します。
もし難しい場合は、獣医さんに判定をお願いするといいですね。
BCS1:痩せすぎ 体脂肪~5%
肋骨や腰部が脂肪に覆われず容易に触ることができる
横から見ると、腹部のヘコミは深く、
上から見ると、極端な砂時計型をしている
BCS2:痩せ気味 体脂肪6~14%
肋骨や腰部がごく薄い脂肪に覆われ、容易に触ることができる。
腰にくびれがある。
BCS3:理想体重 体脂肪15~24%
肋骨は、わずかな脂肪に覆われ触ることができる
腰部はなだらかな隆起を感じられる。
腹部はごく薄い脂肪に覆われ、
腰に 適度なくびれがある。
BCS4:太り気味 体脂肪25~34%
肋骨は脂肪に覆われ触ることが難しい
腰部もやや厚い脂肪に覆われている
腹部は丸みを帯び、やや厚い脂肪に覆われ
腰のくびれはほとんどない。
BCS5:太りすぎ 体脂肪35%~
肋骨は厚い脂肪に覆われ触ることは難しい
腰部は厚く弾力のある脂肪に覆われている
腹部は非常に厚い脂肪に覆われ
腰にくびれはない。
猫の肥満の原因
猫の肥満の原因は、遺伝や避妊・去勢手術の影響や、
栄養豊富な食事の割には、運動の機会が少ないなど色々あります。
食欲旺盛な猫に食事をあたえ過ぎてしまう飼い主の影響もあります。
肥満の猫は、糖尿病や下部尿路疾患、便秘などのリスクが高まります。
関節炎がある子の場合は痛みが増すことも…
ただし、ダイエットには自己判断は禁物です。まずは獣医にどんなフードをどれくらい与えたら良いか相談しましょう!
運動させる工夫
食事制限で少し体重が落ちたら、
運動も意識しましょう!
猫が「ニャー」と近づいて来た時、
すぐにフードをあげないことも大切です。
お腹が減った=狩りをしたい…ということもあるので、
これは運動のチャンスです。
遊び終わったら、フードを1~2粒あげてくださいね。
猫が遊びを楽しみながら、運動するのにおススメなのが、
ドライフードを入れて転がすと出てくる給餌器。
はじめは一緒に遊んであげて、使い方を教えてあげてくださいね。
かわいい愛猫が健康に過ごせるように、
理想体型の維持を意識しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
猫の肥満対策のポイントは、
・肥満か否かを体形で判断
・自己判断のフード選びはNG
・フードで効果が出たら運動
以上です。
ダイエットをするなら獣医さんに相談して、
愛猫にあった方法で肥満対策をしましょう!