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七夕の歴史や由来は?七夕飾りの意味はなに?

投稿日:2016年4月1日 更新日:

七夕といえば、織姫・彦星のお話や、七夕飾り
願い事を短冊に込めてお願いしたり…と思いうかべます。

でも、その由来は元々は違った意味だったってご存知ですか?

今回は、そんな『七夕』の歴史や由来についてご紹介します。

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七夕の由来

七夕は一般的に「たなばと」と呼びますが、「しちせき」と読むこともあり、
その歴史は古く、日本のお祭り行事の中でも、とても長い間大切にされてきました。

季節の節目の、五節句にも数えられる毎年7月7日に行われる節句です。

幼稚園や小学校などでも短冊にお願い事を書き、
笹の葉につるしたことがある事がありますよね。

※五節句【漢名】    【日付】 【和名】   【節句料理】
・人日(じんじつ)  1月7日 七草の節句………七草粥
・上巳(じょうし)  3月3日 桃の節句・雛祭…菱餅や白酒など
・端午(たんご)   5月5日 菖蒲の節句………菖蒲酒・関東では柏餅、関西ではちまき
・七夕(しちせき)  7月7日 七夕………………裁縫の上達を願い素麺が食される
・重陽(ちょうよう) 9月9日 菊の節句…………菊を浮かべた酒など

七夕の由来の3つの説

七夕の由来とされているものは、3つ存在していて、
どれも、7月7日に深く関係のある物ばかりです。

そのなかには、時代の流れとともに、形をかえて伝えられている物もあります。

・棚機(たなばた)

日本の神事として行われていた「棚機(たなばた)」というもので、
読み方は七夕と同じ、「たなばた」ですが、その中身は違います。

「棚機」というのは神事でつかう着物の、織り機の名前で、
古くから日本の行事「禊ぎ(みそぎ)行事」で乙女が着物を織る時に使われてました。

織物を神様に供え、秋の収穫の豊作を願ったり
人々のけがれを払う為に、行われていた神事です。

この「棚機」は、選ばれた女性のみ、使う事ができ、
その選ばれた女性の事を「棚機女(たなばたつめ)」と呼びます。

選ばれた女性は機屋(はたや)にこもって、神様にお供えする、着物をおります。

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その後、仏教の伝来にともない、この行事はお盆の準備として7月7日に行われるようになり、
「棚機(たなばた)」と同じ読み方で七夕と当て字になったと言われています。

・おりひめとひこぼしのお話

七夕の季節になると、輝く二つの星…

その一つは、琴座のベガ…裁縫の仕事の星、
もう一つは、鷲座のアルタイル…農業の仕事の象徴の星

古代中国では、このように考えられてきました。

この2つの星は、天の川と呼ばれる無数に輝く小さい星たちの、両側に存在しています。

この2つの星は、旧暦の7月7日頃(現在の8月7日頃)に一番輝いて、
2つの星が、お互い求めているように見えるので、七夕のお話が作られたと言われています。

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・乞巧奠(きこうでん)という織物への願い

中国の行事に、乞巧奠というものがあります。

琴座のベガと呼ばれる星は、裁縫の仕事の星で、、
古く中国では、織物の上達などをお祈りする風習が生まれました。

七夕飾り

短冊はなぜ五色?

短冊には、なぜ5色の短冊を飾るのかというと、
それぞれの色には「木・火・土・金・水」が割り当てられ、
中国から伝わってきた「五行説」に求めているようです。

短冊の色を、赤・青・黄・白・黒の五色とし、
墨と同じ色の黒を紫色に代えて使っているのは、
宇宙の物の形の、移り変わる様子をあらわしているのだとか…

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短冊への願いと、織姫・彦星は関係なかった…

実は、短冊にお願いごとをすると叶うといった内容は、七夕伝説の中では登場しません。

宮中の遊びで、梶の葉に和歌を書き、楽しんでいたことが
現在の、短冊に願いを書く由来となっているようです。

今では多くの人が、お願いごとを書いている短冊ですが、
七夕の時のお願いごとは、書道や織物などの上達をお願いするものでした。

現代人の叶えたいお願いが、だんだんと複雑化するに伴って
変化してきたのが七夕の特徴のようで、始まりから考えると
かなり変わってきましたね。

そのほかにも、七夕飾りには、いろんな種類があります・・・

・吹き流し:織姫の織り糸を表して、五色を用いて、魔除けの意味もあります。
紙風船か、くす玉に、五色の紙テープを適当な長さに切って貼りつけます。

・網飾り:魚を捕る網を表しています。豊年豊作大漁の願いを込め飾ります。

・折鶴(千羽鶴):長寿を願い、長寿のシンボルである鶴を折ります。

・神衣(かみこ):紙の人形(着物)を飾ると、裁縫が上達し、
着るものに困らないと、いわれています。
災いを、人形に移すという意味もあります。

・財布(巾着):金運上昇を願い、折り紙を折ったり、本物の財布を下げたりします。

・くずかご:ものを粗末にしないという意味で、七夕飾りを、作る時に出た紙くずを、
折り紙のかごに入れて、つるします。

七夕飾りや笹は、七夕の夜のものなので、翌日には取外します。
本来は、川に流して清めるものですが、川には流さないで、小さく切ってごみの日に出しましょう。

ただし、願い事を書いた短冊は、近所の社寺に持ち込めば、お焚き上げしてもらえますよ。

まとめ

いかがでしたか?
七夕は、昔から今まで変わらなく伝えているものと
時代によって、変わってきたものがあります。

飾りなどは、意味があるなんて、全く知りませんでした。

いろんな由来や、意味を知ると、
七夕への取り組み方がかわって、よりいっそう楽しめると思いますよ。

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