春になると、食卓に並ぶ「たけのこ」
たけのこって、ダイエットにも役立つって知ってました?
たけのこは、100g当たりのカロリーは約26kcalと低く、
美容や健康に気を使う女性に、オススメの春野菜。
今回は、たけのこの効能や栄養についてご紹介したいと思います。
たけのこの効能
タケノコに含まれるチロシンは、神経の伝達に大切な物質をつくったり、
代謝をコントロールする、甲状腺ホルモンの原料になる物質で、
健康な心と体には、必要不可欠です。
タケノコの栄養面は、ビタミンB2やカルシウムを含んでいますが、
その量はどちらも多いわけではありません。
そんな中で、注目する点は、食物繊維の多い所で、
量的には、ゴボウや大根などの根菜などに次ぐ量になります。
食物繊維は、腸内で消化吸収されず、便の量を増やし、便通を良くし、
腸内の老廃物や、発ガン物質、コレステロールなどの有害物質を吸着し、
体外へ排出してくれるので、生活習慣病の予防にも役立ちます。
また、タケノコにはミネラルのカリウムが多く、
体内の過剰な塩分を尿と一緒に排出してくれますので、
高血圧の予防になります。
たけのこの栄養素
・ビタミンB1
ビタミンB1は「疲労回復のビタミン」と呼ばれ、疲労の原因となる乳酸を分解します。
疲れやすい・エネルギー不足と感じている方は、取り入れてください。
・食物繊維
食物繊維は、便秘の解消はもちろん、体内の余分なコレステロールの排泄や
血糖値の、急激な上昇を防ぐ効果があります。
胃腸の水分を吸収することで膨らみ、空腹感を抑えることができるので、
ダイエットで、便秘がちな方は、積極的に取り入れるとよいでしょう。
・ビタミンB2
皮膚や粘膜の健康を保ち、体内の余分な脂肪を燃焼させます。
・ビタミンB6
健康な肌や髪、爪をつくり、ホルモンバランスも整えます。
女性の月経前症候群の諸症状を緩和させる作用もあります。
・ビタミンC
強い抗酸化力で、シミやソバカスを防ぎ、特に美白ケアしている方にオススメです。
・ビタミンE
ビタミンCと同様、強い抗酸化力をもつビタミンEは、血液の循環をよくし、冷え性の方に効果的で
す。
・カリウム
カリウムは、むくみの原因ナトリウムを排出してくれます。
・アスパラギン酸
ビタミンB1と同様、疲労を回復作用、スタミナアップ。
・グルタミン酸
皮下脂肪や、内臓脂肪の蓄積を防ぎ、肌の潤いを保ちます。
・チロシン
茹でたたけのこを切ったときに出てくる白い粉の正体は、チロシンとよばれる成分で、
やる気を高め、ストレスを軽減します。
筍のゆで方
・外皮を2~3枚はがします。
・根元の、ボツボツした固い部分を切り落とします。
・穂先を斜めに切り落とし、断面が広くなることによって火の通を早します。
・上から縦に1本深く切り目を入れる。深さ1cm位、
中身が切れないギリギリのところで包丁で切り込みを入れ、
根元に行くほど浅く包丁を入れてください。
火の通りが早くなって、柔らかく仕上がります。
・大きな鍋に入れる。
1米糠でゆでる
鍋にたっぷりの水、米糠、赤唐辛子を入れる。
米糠がなければ、米のとぎ汁を使って下さい。
たけのこ1本につき、大さじ3杯の生米でも代用可能です。
・皮をつけたままゆでる
火にかける。
皮にも、灰汁を抜く成分が含まれています。
やわらかくする効果もあるので、皮をつけたまま茹でます。
沸騰したら、タケノコが浮いてこないように
落しぶたをし、中~弱火にして50~60分ほど煮る。
水が減ったら、足しながら煮る。
たけのこが大きい場合や、収穫からすこし時間が経っている場合は、
もう少し長めにゆでましょう。
竹串を太い部分に刺してやわらかければ火を止める。
ポイント3(ゆで汁の中で冷ます)
湯は捨てないでそのまま自然に冷ます。(半日くらい)
切り目から皮を開くように皮をむき、
残った細かい皮は、竹串を使ってとってください。
・米ぬかを洗い落とす。
先端の白くて柔らかい皮を姫皮といい、
和え物や若竹汁、味噌汁などに使うと、美味しいです。
ボウルに水をはって、冷蔵庫で保存します。
毎日水をかえれば、5日~1週間くらいもちます。
お店で買うときの選び方は?
1、先端の葉の色が薄いもの。
2、根元にある斑点の赤い色が薄いものがよい(古くなると黒ずんでくる)
3、切り口が白いもの。(鮮度が悪いと色が濁ってくる)
まとめ
タケノコは、低カロリーで、高タンパク質を多く含むのでダイエットにもいいです。
日本食材の中でも、代表格の一つであり、
いろいろな調理法で食べ手みたい食材ですよね。
たけのこを食べて、健康でいましょう。